ドキュメント

プログラミング言語「つちのこ2.0」のドキュメントです。

集合型

集合型は重複しない要素のコレクションです。集合は「{...}」で囲んで初期化します。中身が空の場合は辞書型として初期化されるので注意が必要です。
実行
S = {10,20,10,30,50,20}#集合の初期化

D = {}#辞書型になる
集合の要素数を取得する場合は「要素数」を使用します。
実行
S = {10,20,10,30,50,20}

表示する(要素数(S))#4
集合は拡張繰返し文(for-in文)で繰り返すことができます。
実行
S = {10,20,10,30}
S の要素 s について繰り返す:
    表示する(s)

内包表記

内包表記は集合の初期化に繰り返し操作が必要な場合に有効な方法です。
実行
B = {数列(10) の要素 i について i}

集合の要素の操作

集合には、要素を追加したり削除したりすることができます。
実行
S = {10,20,10,30,50,20}

S.add(100)#集合に要素を追加します.
表示する(S)

S.remove(50)#集合から指定した要素を削除します.
表示する(S)

S.pop()#集合から要素を1つ削除します.
表示する(S)

S.clear()#集合からすべての要素を削除します.
表示する(S)

集合の演算

数学における集合のように、和集合、積集合、差集合などの集合演算が可能です。
x & y #共通部分
x | y #和集合
x - y #差集合
x ^ y #対称差集合

b >= a #bがaの上位集合であるか
a <= b #aがbの部分集合であるか

b > a #aがbの真部分集合であるか
a < b #aがbの真部分集合であるか

クラス「集合」

クラス「集合」のコンストラクタは、文字列、配列、タプル、辞書、集合を受け付けます。辞書の場合はキーのみが使用されます。
実行
Array = [1, 2, 3, 1, 2, 4, 5]
Tuple = (1, 2, 3, 1, 2, 4, 5)
String = "ABCDEFGABC"
Set = {1,2,3,4,3,2,1}

TupleToSet = 集合(Tuple)
StringToSet = 集合(String)
ArrayToSet = 集合(Array)
SetToSet = 集合(Set)